2015年12月7日月曜日

赤いバラの刺繍のポーチ

2か月以上も、ブログの更新をしていませんでした。
その間、ただぼーっと何もしていなかったわけではなく、
いろいろな刺繍をしたり、縫い物をしたり、編み物をしていました。

ただ,ブログに載せる気にならなかっただけ・・・

今回は、ポーチを作ったので、見てください。


黒い布に、

真っ赤なバラの花を、

刺繍しようと思います。

花びらと、

バラの花の、特徴的な中心の丸まり、葉っぱをデザイン

縦、横、約4.5cm位の大きさです。

黒い布なので、紙に書いたデザインを、布に映すのに、
グラファイトペーパー ホワイト を使用しました。



はっきりきれいな線が引けました。  チャコペーパーより、弱い力で、くっきりきれいに写せました。

グラファイトペーパー ホワイトは、楽天市場のここに

水では消えないけれど、消しゴムで消せると、説明書きに書いてありましたが、
刺繍は、何度も、布の表面を触ることになるので、いつの間にか書いた線が見えにくくなってしまうことが心配で、最初に、デザインのアウトラインだけ、split stitch で、キープしておいて、

先に、葉っぱを、刺繍。

葉っぱの先端に、
若い葉っぱの時によく見られる、赤い色を、加えました。

くすんだ赤茶色から、グリーン、影になるくらい緑まで、葉っぱには、6色の色を使いました。



そして、花びらを、外側から刺繍して、埋めていきます。






花びらの重なりで、

影になっている部分や、中心部分の丸まっている花びらには、紫や茶色を使用しました。







花びらには、8色使用しました。








黒い布地に、赤い花は、
どうも、写真に撮るのが難しい。
出来るだけ、実物の色が、カメラのモニターに映る色と、同じようにしたいのですが、
バラの色が、オレンジ色っぽくなってしまったり、
黒い布が、グレーに見えてしまったり、上手く写せません。











絞りを変えてとると、右の2枚の写真ほど、違いが出てしまいました。

















そこで、以前、紫色の布に、優しい
オレンジ色のバラを、同じデザインで刺繍してあったものを、
並べて、撮影してみたら、

少しは、ましに写ったように感じます。

バックの色が、黒1色だと、

カメラが暗がりと勘違いして、補正してくれていたのでしょうか?





出来上がったポーチは、横15cm位の物です。




2015年9月28日月曜日

ヤマユリの刺しゅう

 もう2015年の9月も、終わろうとしているのに、夏の花を刺繍(ニードルペインティング)していました。

ヤマユリです。

最近は、ヤマユリの数が減ってきていて、あまり、というか、本当に見かけなくなってしまいました。

小さなころに、おばあさんの家に遊びに行って、
山道を歩いた時に、10を超すような、花をつけた1本のヤマユリを、
忘れられません。

すごく強い、いい香りがしていました。

 では、まず葉っぱから、


葉裏を、白っぽい緑色で。

縦に走る葉脈です。













少し反り返った、葉っぱの表側。

葉裏の白っぽい緑から、変化をつけて、濃い緑色にしました。
















ヤマユリの、葉と茎だけ、
刺繍し終わりました。

















次には、
ヤマユリの花びらです。

花びらの真ん中に、

縦に筋状に黄色い色が入っています。
結構はっきりとした黄色です。


その花びらの中央に寄せるように、Long and short stitch です。

花びらのくねっているところを、表現するために、真っ白から、アイボリー、薄い緑色、山吹色まで、14色使いました。





花びらの、表面だけ、終了。









ここに、プラス、








ヤマユリの特徴の一つでもある、赤い斑点。

そして,おしべとめしべです。

これで、ひとつの花は、できました。




もう一つの花も、刺繍して、、、










  完成です。

Needle-painting by Okyo
















2015年9月5日土曜日

カブトムシの刺しゅう

暑すぎる夏が終わったかのように、ここ数日は秋への季節の変わり目を感じます。

朝夕は、涼しくなって、過ごしやすいです。
今、家の外では、セミが、にぎやかに鳴いています。

私は、暑い夏の日に、夏の虫、かぶとむしを、刺しゅうしていました。


布は、バッグを作った余りの布。

帆布です。


カブトムシって、茶色の中に、赤味があるんですね。

今回は、茶色系の刺繍糸を、
6色。
あずき色と、ワインカラー
そして、ダークグレイの、合計9色の刺繍糸を使いました。


足のトゲトゲも、忘れずに。
短いストレートステッチです。


体の厚みを、表現できるように、

そして、赤味を帯びた、焦げ茶色の体の、つやも表現したい。


カブトムシのステッチ部分の大きさは、角の先から、足の先端までが、約8cmの、円の中に納まるように
下絵を、描きました。


きっと、本物のカブトムシの大きさに、近いんじゃないかしら?







ひとつ、できた~。




















間違えて、カメラのフラッシュをつけて、写真を撮ったら、こんな風になってしまいました。


でも、これはこれで、かっこいいかも?

と思っています。

















2ひきめ、できた~。

こちらは、背中の真上から見たものです。












、、、、2匹そろって、、、、、




:::::::木の蜜を、吸いに行こうか::::













2015年7月25日土曜日

我が家のネコの刺しゅう (4)

我が家のネコの傷も癒えて、自由を制限されていた状態から、
どこへでも出かけられるようになった。
しかし、猫は外へ出かけても、すぐ家に帰ってくるようになった。
時には、後ろをついていかない私を振り返り、
「今回は一緒に行かないの?」と、言っているようにも感じる。

私にとっては、モデルのネコがすぐ傍にいてくれれば、いつでも、毛の流れを確認したり、
刺繍糸の色を、モデルさん自身に合わせられるので、都合がいい。

猫も年を取ってきたので、白髪が増えて、若いころの毛の色とは、
微妙に違いがある。

目の色も、若いころは、きれいな透き通るような緑色だったのに、
最近は、少し白っぽい緑色に変化しているように見える。


我が家のネコの刺しゅう。   今回は、目と、髭を刺しゅうして、終了としよう。。。

左の目の目頭の隅に、
薄いグレーで、数針。

目の緑色の角膜の部分は、
薄い黄色系茶色から、
白っぽい緑、
少し濃いめの緑、
瞼近くの影に、モスグリーン
を、少しずつ様子を見ながら、ステッチ。










右の目。








黒い瞳を刺す部分は、開けておいた。
緑で角膜部分全体を覆ってしまってから、瞳を重ねようとすると、
糸の厚みを、刺しゅう針で刺し通すのに、力が必要になる。







瞳が入りました。















眼球の表面での、光の反射を、
白に近いグレーで、数針。






これで、一気に、イメージが変化してきます。










鼻の両脇の、
髭の生えているところの、毛穴?

黒っぽい斑点が、横に並んでいます。

濃いめのグレーで、点々を並べましたが、もう少し大きな点で刺繍した方が良かったみたい。










真っ白な髭は、
グレーの点々の、所々からだけ、伸ばしてみました。

グレーの毛穴全部から、髭を生やしてしまうと、顔下半分が、髭だらけになってしまいそうだったから。



両目頭の上にも、白い毛を2本づつ
加えまして、・・・






:::終了:::




もう一枚、刺しゅうのフープを、少し傾けて、


ちょっとだけ、困ったような、寂しそうな表情になりますね。

今では、元気に走れるように、回復しました。

良かった、良かった。


2015年7月24日金曜日

我が家のネコの刺しゅう (3)

怪我をしてしまった我が家のネコ

首には、パラボラアンテナのようなプロテクターを付けられ、

家から外に出るときには、どこかに行ってしまわぬように、

紐を付けられ、自由に散歩することや、

体の毛づくろいをする自由も、無かった。


ようやく、傷の抜糸が済んで、

ザックリと切れていた傷口が、くっつきました。


動物病院から家に帰ってきて、パラボラアンテナのようなプロテクターを首から外し、

「さぁ、自由に遊んできてもいいよ。」

と言ったけど、

我が家のネコさんは、そのまま、死んだように眠ってしまいました。

長い間、首のプロテクターを付けられたままで、きっと、よく眠れていなかったのでしょう。私が、時々寝ている様子を見に行っても、気づかずに眠っていました。

まぁ、とにかく、化膿することなく、傷が治ってよかった。

私自身も、猫の外出に付き添うことから解放されて、
ホッとしました。

猫の付添いは終了したけれど、猫の刺しゅうは、まだまだ、終わりません。

前回に引き続き、

頬を、外側から顔中心に向かって、
埋めていきます。

左の写真では、頬の縞模様のほかは、グレー1色のように見えるかもしれませんが、

実際は、グレーの濃淡と、茶色系ベージュの濃淡を取り混ぜながら、刺しゅうしています。


私は、猫の横顔から耳の下までの、短い毛がびっしり密集して生えているあたりを、撫でるのが、
滑らかな感触で、一番好きです。



次は、
猫ちゃんのおでこを、
やはり、外側から、中心に向かって、刺しゅうしていきます。

















おでこの縦じまを入れながら、
顔の中心に向かって、
刺しゅうを続けます。


















鼻筋は、一番高い所だけ、
白い色を使って、明るい光を、
鼻の左側は、少し陰になるので、
グレーとベージュで、陰影をつけてみました。



次は、猫の目です。


縦長に、幅を変化させる、瞳の部分を、鉛筆で、少しずつ様子を見ながら、布に描き込んでみました。


丸い瞳の方が、猫のかわいさが出るのですが、今回は、怪我をしているときの顔なので、瞳は、楕円形ぐらいにしようかな。

我が家のネコの刺しゅう (1)で、パラボラアンテナのようなプロテクターを付けている猫の顔の写真を見たら、かなり細い瞳になっていたが、あまり細い瞳だと、機嫌の悪そうな顔になってしまうので、
少し、瞳の幅を修正しましょう。


                                  ・・・・・・つづく

2015年7月21日火曜日

我が家の猫の刺しゅう(2)

怪我をしてしまった我が家のネコ

家の近所のお散歩(見回り?)を、好きなだけ行かせるわけにはいかない状態。

パラボラアンテナみたいなプロテクターを、首に巻いているので、
かゆいところを掻くこともできず、体を舐めて毛づくろいすることもできず、
相当ストレスがたまっているようだ。

毛づくろいの時間を、ただ寝ることで、埋めている。

前回に続き、我が家のネコの刺しゅう(ニードルペインティング)

耳が刺しゅうし終えた後は、

鼻の先だけ。

我が家のネコは、鼻の穴の周りに、
黒い色がついている。


鼻の下の、ピンクの肌が透けて見える部分に、小さなステッチで、ピンク色を刺しておく。

鼻の下のふくらみの下の、口元は、
鼻の下との境の、影の部分に、
茶色系を刺し、所々に、肌色のピンクを加える。


鼻の周囲は、このままにして、

次は、顔の下、肩を先に刺しゅう。

右側から光がさしている想定で、

顎下から左側に、影を入れる。

白からベージュ系を使った。








次に、顎の下の部分と、小さな顎。

上の写真と同様に、アゴの左側に影を入れるように、右側は白めに仕上げたつもりなのですが、、全体にグレーに写ってしまっている。


残念。








鼻の周りのふくらみを刺しゅう。

下の方に、グレーやベージュを入れ、

上に行くにしたがって、光を受けて、

白く見えるように、

特に、右側は一段と白い糸を使いました。


その後に、頬の部分を外側から、内側に、
刺しゅうを刺し進めていきます。



我が家のネコの毛色は、グレーと、茶色の混ざったような色に、黒い縞模様。

刺繍糸の、色の選び方がかなり迷った。

目が、縁取りだけだと、かなり、怖い・・・・


つづく・・・

2015年7月17日金曜日

我が家の猫の刺しゅう (1)

7月4日の夕方に、猫がおなかをなめているのを見て、
いつもと違う様子に、気が付きました。

猫のなめていたおなかの部分が、すっかり毛が抜けて、ピンクの肌が見えていました。

あらっ? なんだろう?   と、猫に近寄ってみると、

3cmほどの、切り傷が、パックリと口を開けています。
一生懸命舐めていたため、血は付いていませんでしたが、
傷は深く、表皮の下まで見えていました。
泣かずに、必死で傷を治そうと舐めていたなんて、おぉ、かわいそう・・・・

人間が、これくらいの傷を負ったなら、きっと、うめき声では、済まないかも・・・・・
私だったら、涙ボロボロでしょう。

その日は、猫の傷口に、抗生物質の塗り薬(人間用)を塗って、
猫の首には、パラボラアンテナのような形の、プロテクターを付けて、
傷口を舐めないように、保護しました。

翌日、近所の動物病院へ、傷を診察してもらうために、猫を連れて行きました。

私と夫には、傷に薬を塗ることをおとなしくさせてくれていたのに、
動物病院の診察台の上では、猫が興奮して、凶暴化してしてしまって、
治療がしにくい状態になってしまいました。

しかし、この傷では、ほっといて自然にくっつくような傷ではないということ。
そこで、全身麻酔を打って、眠らせた状態で、傷の縫合をするために、
一晩入院することになりました。

あぁ、泣いている猫を、ひとり病院に置いて帰ってくる寂しさよ・・・・・ ・ ・


次の日、動物病院に迎えに行って、
猫のおなかの傷は、                   
こんな感じで、4針縫われていました。
おぉぉぉ、痛々しい


それから、首のパラボラアンテナは、24時間付けっぱなし、(食事時だけ外して)
家の外に出たがる時には、この紐をつけて、私がついていく
夜中でも、朝3時でも、外に出たがるので、いや~、疲れた~。

そんなこんなで、ずっと、猫に付きっ切りだったので、
猫の刺しゅうを、し始めました。


モデルは、この方。➪➪➪

動物病院の受付の人に、
「16歳にしては、若く見えますね。」
なんて、いわれて、
飼い主を喜ばせた。

が、この顔は、
パラボラアンテナを付けられて、
少しむっとしている。





まずは、
右耳。

薄~い耳たぶから、
光が透けて、
外側は、ピンクベージュ色。

耳の中心あたりは、
光を通さず、影になって
濃い茶色。


耳たぶの内側から、外側に向けて、
白い毛が、密集して生えている。






次は、
左耳。

白い毛で覆われていない
耳の外側から、

Long and short stitchで、
色を変えながら、ステッチ。












両耳

右の耳の方が、きれいに出来た。


白い耳毛の柔らかいカーブが、

むずかしい。






次は、アゴです。

ゴロにゃ~ん














2015年5月5日火曜日

カーネーションの刺しゅう

カーネーションを刺しゅう(needle -painting) してみたくて、
下絵のデザインを描いた。
今回は、色鉛筆で色を付けて、イメージをつかむ作業をしないで、
いきなり、線だけのデザインに、刺しゅうを刺し始めた。

濃いめのピンクのカーネーションと、赤いカーネーション。

どの辺に影をつけようか?

花びらのステッチの方向は?

などなど、刺しながらその時その時で、決めていったので、

計画性がなく、かなり、迷っている時間が、多かった。

やはり、デザイン画に二色鉛筆で色を塗って、イメージを先に描いているほうが、その後の作業がしやすい。




赤いカーネーションの、花の部分

幾重にも重なった、フリル状の花びらの表現が、難しかった。
















ピンクのカーネーションの、花とつぼみ。

2015年4月17日金曜日

いちごの刺しゅう(3)

イチゴの刺しゅう(1)イチゴの刺しゅう(2)と、続いて、今回(3)で、ようやく完成。
いや、一応、ひとまず完成と言っておこう。
まだまだ、イチゴは、刺しゅうしてみたいモチーフだから。

前回(2)では、ここまで刺繍してあった。

イチゴの右上の空いている部分を、どのような色で、埋めていこうかと、しばらく悩んだ。

少し濃い目の赤を使った方が、完熟して、しかも、少し葉陰にある雰囲気が出るかしらと考えた。










このような感じに、なりました。



















左隣のイチゴは、実の上部に、まだ赤くなっていない青白い色を、入れました。

暗い影の赤から、生き生きとした赤、オレンジっぽい赤、サーモンピンク、薄い黄色、薄い緑色へと、色を変えながら、。

刺繍糸は、11色使いました。










次は、イチゴの実を1つ飛ばして、奥側にある、大きな実を刺しゅうしました。

前にあるイチゴの実の影が、右上にかかっているように見えるように、影の部分は、暗い赤で刺しゅうしました。

イチゴって、きれいな三角錐の形よりも、少し変形している実の方が、甘くておいしいって、思うんですが、普通には流通していないので、残念です。






変形したイチゴの実の手前のイチゴは、ようやく色付き始めたような色にしましょう。

赤は使わずに、濃いめのサーモンピンクから刺繍し始めました。

実の上に向かうにしたがって、薄い黄色から、薄い緑色へと、変化させようと思います。










右側の枠から切れているイチゴが、上の写真で刺繍していたものです。

 さあ、そして、最後のイチゴです。

まだまだ、小さい、青白いいちごです。
色は、かなり白いです。

下側に、影を入れました。










それぞれのイチゴの実に、ヘタを刺しゅうしました。


まだ、種を刺しゅうしていないので、
イチゴの実が、何かのっぺりしているように見えます。













イチゴの、白い花を、刺しゅうしました。

花びらは、イチゴの刺しゅう(1)では、long and short stitch で刺繍しましたが、めしべで、花の中心寄りが、かなりの範囲で隠れてしまうので、今回は、satin stitchで刺繍しました。











上の上の写真で、刺しゅうし終わっていたイチゴの実の表面に、種を刺しゅうしました。

山吹色、ピンク、緑色などを使って、そのイチゴの熟し方の様子に従って、種の色を変えました。

seed stitch です。












つやつやとした、光の反射を、少し黄色っぽい白で、種の周囲に刺繍しましたが、
どうも、この反射というものが、一番の難関のようです。
どうしたらいいものか悩んでいます・・・・